座りすぎは「健康寿命」を確実に縮めます
数年前から「座りすぎは寿命を縮める」という事が
言われだしました。
しかし当時は「座りすぎは寿命を縮める」という事が
腑に落ちず、深く考えませんでしたが、
最近理解できました。
「座りすぎは寿命を縮める」は本当です。
座りすぎは「健康寿命」を確実に縮めます。
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なぜ「座りすぎは寿命を縮める」のか
僕はコンピュータ・エンジニアです。
1日10時間は椅子に座っています。
そんな生活を10年以上は続けています。
椅子はワーキングチェアであるミラチェアです。
とても快適な座り心地で満足しています。
今まで、何の問題もありませんでした。
でも、その「快適な座り心地=安楽=
長時間筋肉を動かさない」が、悲しい結果を生むのです。
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ここ1か月ぐらい、椅子から立ち上がる時に
腰に軽い痛みを感じるようになりました。
毎回痛みは発生します。
自分の体に神経質な僕は、「これはおかしい」と判断し、
整形外科に行ってレントゲンを撮りました。
すると腰椎の椎骨1番・2番の骨が変形していました。
レントゲンを見たとき、診察室で思わず「マジ?」って
言ってしまったぐらい変形していました。
そのため椎間板がはみ出て、神経を圧迫して
痛みが出ていたようです。
これって、座りすぎが原因なんです。
その原因を説明します。
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座ってばかりいると下肢の筋肉を使わない
座ってばかりいて、下肢の筋肉を長時間使わないと
腰椎椎間板症になる確率が高いそうです。
50代あたりから症状なく進行し、
60代以降に痛みやしびれが出てくることが多いそうです。
使わない筋肉は劣化していきます。
僕の場合、腹筋と背筋が強力なコルセットの役目をしていて
今まで痛みが出なかったようです。
が、ここにきて腹筋と背筋が弱くなってきて
コルセットの役目が弱くなって痛みが出てきたらしいです。
まあ、思い当たる節が・・・。
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長時間座り続けていると、
全身の筋肉の70%を占める
下半身の活動が停止状態にいたります。
もっとも大きな太ももの筋肉や、
『第二の心臓』と言われるふくらはぎの筋肉が
働かないため、代謝が低下して
肥満や糖尿病のリスクを招くほか、
血流が悪化し、高血圧の原因にもなるそうです。
肥満、糖尿病、高血圧が重なると、
メタボリックシンドロームの危機が訪れます。
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メタボ状態になるとその先には当然、
心臓病や脳卒中、がんのリスクも見えてくる・・・
というわけです。
最近の調査によると、高齢者がずっと座りっぱなしでいると、
認知機能が落ちることも、わかってきたそうです。
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座りすぎ対策
と言う訳で、「座りすぎ」対策を開始しました。
幸い最近仕事がゆるいので、時間的に余裕があります。
最初に、どんな運動が効果的なのかを調べました。
僕を診断した整形外科医が、YouTubeが役に立つと
言っていたので、参考にYouTubeを調べてみましたが、
整形外科医か理学療法士クラスの実力を持つYouTuberは
いませんでしたね。
スポーツジムレベルのインストラクターが行っている
YouTubeはありましたが、信頼性がありません。
僕の座右の銘は「 I don't believe in anything」ですから、
簡単には信用しません。
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YouTuberに本物はいない
結局、本物で現役の整形外科医や理学療法士は忙しいから
YouTuberにはなりませんね。お金にもならないし・・・。
要するに暇な整形外科医や理学療法士はいないという事です。
YouTubeで自称・医者を名乗っている人間は
偽物でしょう。
そもそも医者である事を証明していないのですから、
あやしい人間です。
心許せる友達もいないので、
悲しい一人語りをしているのでしょうね。
まあ、長続きせずに自然消滅するだろうから
どうでもいいけど・・・。
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YouTubeは混合玉石どころか、
素人に毛が生えたレベルの寄せ集め。
自分の発言に責任を取る事もないし、
怪しい世界です。
素人系YouTuberは信頼しない方がいいでしょう。
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順天堂大学医学部
と言う訳で、作戦変更。
信用度の高い本を探す事にしました。
Amazonで本を検索。
「順天堂大学医学部附属順天堂医院健康スポーツ室」
「脚力・バランス力・柔軟性・握力をしっかりじっくり
ゆっくり鍛えるのが長生きの秘訣」
というキャッチコピーに惹かれて読んでみました。
内容は理論的で簡潔なので、この本の推薦する運動を
取り入れる事にしました。
運動の内容・詳細は本を読んでください。
運動初心者向けの本ですが、
写真が豊富で分かりやすいです。
購入したその日から適切な運動ができます。
50代以上の人にお薦めです。
30代には物足りない内容でしょう。
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スクワット運動は効果的
僕はこの本を参考に、アレンジして運動しています。
例えば、40分座ったら立ち上がって、運動です。
軽くストレッチをしてから、スロースクワット運動を50回。
これを繰り返します。
これで下半身を中心に鍛えます。
スロースクワット運動は下半身を鍛えるのに効果的です。
でも、 スクワット運動はマジできついです。
無理のない範囲で行いましょう。
がんばる事より、継続する事が大事です。
スロースクワット運動の例です。
目線は正面を向いた方が、背中が真っ直ぐになって効果的です。
苦しくても呼吸は止めないでください。
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体幹を鍛える
体幹もしっかり鍛えましょう。
これは5秒T字バランス運動を行います。
無理のない範囲で行いましょう。
後は椅子自体を背もたれの無い椅子にして
座面にバランスクッションをおいて
体幹バランスを取らないと、うまく座れない状態にしました。
(バランスボールに座っているような不安定な感じ。)
これで上半身を中心に鍛えます。
このような道具を利用してもいいかもしれません。
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休息日を作る
運動を行うと、筋肉は痛みます。
筋肉は負荷をかけて筋繊維を壊し、
修復するとき強くなります。
ですので、必ず休息日を作り
自然に筋肉が修復されるようにしましょう。
運動を行ったら、2-3日に1日は
休息しましょう。
何度も言いますが、無理をせず継続できる範囲の負荷で
運動しましょう。
ただしストレッチは毎日しておきましょう。
(効果的なストレッチ法も本には書いてあります。)
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こんな感じで座る姿勢・時間を改善したら
2週間で腰痛は取れました。
が、油断はできないので継続します。
朝日を浴びる散歩も含めて、
全体の運動ルーティーンも見直します。
体幹バランスを常に意識するような
運動を増やします。
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まとめ
「健康寿命」を伸ばすためには、
安楽な姿勢を長時間取らないで
体を動かしましょう。
筋肉は人生を共にする大事な友人です。
筋肉は使わないと衰えていきます。
脳も衰えていきます。
でも、無理な運動をしてはいけません。
無理な運動は逆効果です。
がんばる方法より、継続できる方法で
楽しく運動しましょう。
何事も楽しむのは大事ですね。
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みなさんもご注意を!!
「運動は身体にいい」ということは誰もが知っていますが、
「座りすぎは身体に悪い」ということは、
まだ知れ渡っていません。
自分が気をつけるだけではなく、
みなさんもご注意を!!
という意味を込めて注意喚起してみました。
真面目。フフフ。(ΦωΦ)
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追記
今回の座りすぎによる「腰椎の椎骨1番・2番の骨変形」
による「痛み」の発生は、自分自身にとっては
よい警告になりました。
まさか50代あたりから自覚症状なしで
腰椎椎間板症が進行していたとは思いもしませんでした。
早く気付いたのは幸いです。
「痛み」は重要な信号ですね。
今後はもっと自分の体を大事にしようと思います。
やっぱり人間は健康第一です。
皆様の健康を祈念します。
Have a good day !!
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