◯介護職は組合を作り、自分の身を守れ
さて、誰でも歳を取り、場合によっては介護施設のお世話になる
場合もあるでしょう。
しかし今、介護現場からの離職が多く人手不足になっています。
どんなにやる気がある職員でも生活が成り立たない低賃金では
離職するしかないでしょう。
そのうえ過重労働では体力的にも精神的にも限界がきてしまう。
なぜ介護職は低賃金・過重労働なのでしょうか。
その原因として介護の現場は、低賃金→人手不足→過重労働→高い離職率→
専門性の欠如→低賃金という悪循環に陥っているからです。
思うに全国の介護職員は組合を作り、自ら国と交渉する力をつけなければ
ならないのではないでしょうか。この国は自分の身分は自分で守らないと
誰も守ってくれないし、関心を持ってくれませんから。
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◯政治家は利権あさりに忙しい・福祉は2の次3の次
今後、少子高齢化に伴って介護が必要な人はどんどん増え、
介護を担う働き手は確実に減っていきます。
今、国を上げて改革しなければ日本の介護現場は崩壊してしまうかもしれません。
不思議なのは介護職員にはお金は与えないが、国家公務員の
給与、賞与は大幅に上がっている。
この不公平感はなんだろう?
国家公務員の給料は平均8%引き上げられ、行政職平均のモデルケースでは
月額約2万9000円、ボーナスを含めた年収では約51万円のアップ
国会議員の歳費(給料)はもっと増え、5月分から月額約26万円アップ、
年間421万円もの引き上げになります。
国民をバカにしているとしか思えない。
いや、実際バカにしているのでしょう。
せめて国会議員くらいは年棒の5割カットぐらいやって、
さらに政党助成金や政務調査費の返上を行って介護に予算を回せないものだろうか。
もっと正直に言うと政治家なんて、議会出席の時間給と交通費のみ支給で
十分でしょう。
僕たちはタレント議員もらないし、2世議員もいりません。
また意味が無い不公平なエコカー減税・住宅ローン減税などを廃止して
介護にお金を回すべきでしょう。
この国は大企業や政治家には甘いが個人にはとても厳しいです。
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25年度には全国で最大約250万人の介護職員が必要となり、
12年度時点よりも介護職員を約100万人増やさねばならないのだそうです。
それだけ緊迫しているのに、この危機感の無さはなぜだろう。
十分な準備をしておかなければ、その時になって騒いでも、もはや手遅れなのです。
介護職員は国民に必要な人材なのです。
誰もが介護職員のお世話になる可能性があるのです。
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このままでは、2050年には、国民の4割が高齢者となって、
高齢者1人を1.2人の現役世代が支える社会になります。
現行の社会保障制度は、給付に見合う負担を確保できていません。
国が無駄使いをしている分は全て国民が背負う事になります。
その上、介護業界は資格制度が複雑で、それぞれの資格をとるのに
それなりのお金が必要です。それが利権の巣窟になっています。
厚生省は天下り先の団体で利権を握っています。
これだけの経済大国になったのに、相変わらず役人や政治家は利権にしがみつき
介護資金・人材は不足しているなんて、本当に日本は報われない国です。
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◯この国は国民を切り捨てる
9年ぶりに介護報酬が引き下げられました。
特別養護老人ホーム(特養)を中心にほぼ全ての基本報酬を減額する一方、
在宅介護を支援するサービスに対しては加算を手厚くしました。
これはもう基本的には国では面倒を見ないから、在宅で何とかやってくれという
介護利用者の切り捨ての第一歩です。
国は「地域包括ケアシステム」の構築などとうまい事を言っていますが
団塊の世代が75歳以上になる25年に向け、介護利用者は施設では面倒を見ず
在宅で切り捨てるという政策でしょう。
介護利用者及び家族は切り捨てられる覚悟が必要であるという、
お粗末な日本の介護システムです。
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