知人が「伊豆の別荘、もらわない?」と言ってきた。
なんでもオーストリアのウィーンに永住するそうだ。
ピアニストとソプラノのお二人。
音楽家ならば当然の選択だろう。
ウィーンなら美味しいアルプスの水が水道から出てくる。
おいしい水がただで飲める数少ない国だ。
それになんと言っても、憧れの音楽の都。
なるほど。ちょっと、いや、かなり羨ましいな。
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それでいろいろ財産を整理・処分しているらしい。
で、僕には伊豆が合いそうという事で
お声がかかった。
が、速攻でお断りした。
まず、伊豆に行くことは一生ないし。
日本本土に住みたいとは思わないし。
それに僕も将来的には日本を離れるから
不要なものはいらないし。
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よくよく聞いてみると、伊豆の別荘など
もはや何の資産価値もないらしい。
購入希望者はいつまでたっても現れない。
兄弟・親戚でさえ敬遠しているそうだ。
やっぱり、ただほど怖いものはない
特に不動産系はヤバイよね。
手を出せば火傷する。
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それでも、このような有形のものは分かりやすい。
厄介なのは無形のものだ。
例えばインターネット。
そしてネット上には、無料のサービスがあふれている。
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代表的なのは「Google検索」。
もう誰でも知っているし、使っている。
便利の極みだ。
基本的に、ユーザーがGoogleを使えば使うほど
Google本体が進化する事を知っている人は少ない。
何故かと言うと、Googleを使えば使うほど
GoogleのAIが鍛えられて、精度を増していくし
有効なデータを蓄積していけるのだ。
要するに無料という餌をまいて、データを収集して
そのデータで商売するという仕組み。
みんなGoogleの手のひらの上で踊らされ、
情報を吸収されているのだ。
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もっと怖いのはFacebookだろう。
個人のパーソナルな情報を沢山保有している。
個人的な情報や子供の写真という意味では、
インスタ含めFacebookはとてもヤバイ存在。
まあ、無料で使えるからと言って、自分から
個人情報を提供する人間が多いのだから
どうにもならない。
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先日、Facebookの個人情報が大量に漏れたという事が
ニュースになっていたが、あれは、今後もデータを外部に
売るための手段として、わざとデータ流出をFacebookが
自らリークしたという話もある。
要するに、データが不本意に漏洩したと言いながら、
実は裏ではどうどうと、データを売っているという事を
既成事実化する作戦だ。
あなた個人データは、どこでどの様に使われているのだろうか?
やはり、ただほど怖いものはない
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