沖縄では今も多くの神事が行われている事は、
皆さんご存知だと思いますが、
そのほとんどが海や山や巨石などの自然を対象としたもので
一神教にはない多彩さに、人と神と呼ばれるものの近さを感じて
その神事の意味合いがよく理解できます。
そんな中、厄払いの意味を込め、仮面を着けた神様「パーントゥ」が人々に
容赦なく泥を塗る伝統的な祭りが沖縄・宮古島で行われているのですが、
近年その意味合いを知らない観光客に受け入れられず
現場でな衝突が生まれています。
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この神様はツル草を巻き付けた体は泥まみれで、
鼻を突く異臭が漂う神様で、逃げ惑う人々を追い回し泥を塗りまくります。
挙句の果ては改装したての住宅や乗用車内にも荒々しく上がり込み
泥まみれにします。
時には観光客が捕まり、泥まみれにされるのですが、近年の観光客は
この神の仕業を許さず、クレームをつけるそうです。
数年前には、怒った男性にパーントゥが暴行される事態があったそうです。
僕が思うに、宮古島の訪来神パーントゥに対して観光客は無礼ですよ。
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パーントゥが行われる日時・場所も告知されているのに
観光客はなぜ笑顔ではなく怒りを持って参加するのでしょうか。
たかだか泥まみれになるだけではないですか。
40年前の日本人は泥まみれでしたよ。でも笑顔がありました。
あなたは最近、笑ったことがありますか。
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身近な神を忘れえた日本人たちよ。
身近な神を持つ沖縄の神聖さに、目を開き給え。
かっては君たちも、身近な神を持っていたのだ。
笑顔で神を向い入れられたのだ。
そして豊かで温かい心で神に愛されていたのだ。
笑顔はいいものだ。幸せの扉を開く不思議な意識の共有だ。
それが経済最優先の道を選択し、経済発展という神を選んでから
身近な神を見ることが出来なくなった。
豊かさを求めながらも笑顔を失った。
忌み嫌うべきは「パーントゥ」ではない。腐りきった自分自身の魂だ。
宮古の神を非難する前に、自分自身の神を取り戻せ。笑顔を取り戻せ。
恐れる事は何もない。だから神が見えない恐怖に怯えるな。
たとえ今は見えなくても、君にも身近に神はいるのだから。
さあ笑顔を取り戻そう。
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