さて、「老人福祉・介護事業」の倒産が急増している。
2016年は2000年以降で最多の108件。
負債総額も94億600万円(前年比47.2%増)と
前年を大きく上回っている。
業種別では、「訪問介護事業」が最多の48件。
倒産の主な原因は、深刻な人手不足から
サービス提供が困難になり経営に行き詰ったパターン。
それはそうだろう。
あれだけ低賃金・重労働で、さらに精神的にも疲労する
仕事をしたいと思う人間はいないだろう。
深刻な人手不足になるのは、当然だ。
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結局、介護報酬が低すぎるのが原因だ。
国はもっと「老人福祉・介護事業」に税金を投入すべきだ。
が、多くの政治家は見て見ぬふりをしている。
来年度の大改正で、更に報酬額を減らす予定のようなので
倒産件数は更に増えていくでしょう。
報酬額を減らして職員の給料をあげるというのは
誰の目から見ても矛盾していますし無理な話なんですよ。
結局、福祉・介護を喰いものにしているのは、政治だという事です。
この国は国民が政治家に食い物にされ、もうダメでしょう。
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追記
この話は現在「訪問介護事業」に関わっている
人達だけの話ではなくて、特に若い人達にとっては、
重要な話なんだ。
今若い人達が老人になったときには、「訪問介護事業」は
無くなっていて、全て家族で介護するようになるという話だ。
この国の政治家達は責任逃れをして、老人の介護も見切って、
自分たちで介護しろという話なのだ。
若い人達の老後は切り捨てるという事だ。
若い人達、それでいいのか?
若い人達が政治に参加しないと、どんどんバカ政治家に食い物にされるぞ。
若い人達、それでいいのか?
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追記++
僕の村も「訪問介護事業」をやっているが、
ヘルパーの平均年齢が60を越している。
すでに老老介護状態である。
新人を募集しても、応募はない。全くない。
「訪問介護」がいかに人気のない職業かよくわかる。
という事は、10年後はヘルパーが70歳になっており
みんな引退しており、ヘルパーがいなくなるという事だ。
10年以内に、この村の「訪問介護事業」は、崩壊するだろう。
何も考えない無能な老害村長がいる村は、
悲惨な未来を迎えるだけだ。
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